「Rems(リムス)」とは、Re material systemの頭文字から取っており、企業様などの製造過程から出る残渣※1を紙の原料として再利用するシステムです。
紙は再生に適した素材である※2ため、残渣を紙の原料に利用することで、残渣を再利用できるだけでなく、紙として循環され、サステナブルな社会に貢献することができると考えます。
残渣をご提供いただき、粉砕の要否などを確認します。
また、お客様とご相談しながら最終製品に最適な紙の仕様(厚みなど)を決定していきます。
紙の原料であるパルプと、ご提供いただいた残渣を混ぜ合わせて紙を作っていきます。量産機での試作にて品質確認も行います。
パルプに異種原料を混ぜ合わせた紙は一般的に「混抄紙」と呼ばれています。
様々な抄紙工程を経て、混抄紙が完成します。残渣が、新しい素材として生まれ変わります。
混抄紙として完成した後、用途に応じてお客様指定の印刷会社様や紙器会社様へ納入し、印刷・加工が行われます。
お客様指定の印刷会社様や紙器会社様から、お客様のもとに最終製品が届きます。
封筒や名刺、タグ、パッケージなど様々な紙製品としてご使用いただけます。
Remsを使用した最終製品には「Rems認証ラベル」を付与することが可能です。
弊社混抄紙は原則4トン以上での発注を条件としておりますが、お客様の様々なご要望にお応えするため、もみ殻を混抄した「Remsスタンダード-FS」をご用意しております。
日本では年間約200万トンのもみ殻が発生しており、うち20%は廃棄されています。※
そこでRemsスタンダード-FSでは、製紙原料の一部としてもみ殻を有効活用することにしました。